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執筆者の写真Takashi Moriguchi

ヒスタミン産生細胞のモニタリング


ヒスタミンを産生するあらゆる細胞を可視化することができるモニターリングマウスを作成樹立し、解析結果をまとめた論文がScientific Reports誌に掲載されました。この研究を始めたのは10年ほど前でしょうか。しばらく進捗が得られなかったのですが、製薬企業からアカデミアにきた高井くんが、地道に実験を積み重ねてまとめることができました。ヒスタミンはマスト細胞から放出されてアレルギーの原因になる物質ですが、病態時には多彩な細胞で産生されることがわかりました。時間はかかりましたが、地道な実験で納得できるデータを収集し、まとめることができてよかったと思います。今後はこのマウスを使って、炎症やアレルギーが関わる疾患の治療法開発に、少しでも貢献できたらと思います。



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